*1 三千僧接待碑
　信定寺別院慈眼寺境内に建立されていたものだが，1795（寛政７），この地に移された。
　諸国遍歴の僧侶への接待碑で，一千人の僧侶への供養接待を発願して見事結願し，一躍二千を増した三千の僧侶への供養接待を発願したと碑文に刻まれている。
　碑を見れば誰の目にもわかるように，一千の一の字を三千僧の三の字に改刻した後（*）が歴然としている。
　当時，三千という僧侶への接待用の食べ物は米飯ばかりでは到底賄いきれないところから，麦飯・麺類・粟飯・ひえ飯等雑穀にても賄い，更に天保年間の６年にわたる凶作続きの際には，じゃが芋の粥などで賄ったことがあるといわれる（案内板に拠る/一部改）。

* 跡の誤りか？