マンション建設による立ち退き
建築ラッシュです。今まで住んだことのある町や旅行で訪れた町で「建築ラッシュ」を見なかったことはありません。町の至る所で，古い家屋を壊して新しいマンションが建てられ，高層ビルが建てられています。

 

　10月も残り少なくなり，潍坊もだんだんと寒くなってきました。10月初・中旬頃のTVでは，中国北部の内蒙古自治区，黒竜江省などで降雪のニュースが報じられていました。ええっ，もう雪！ ── なんて思ってましたが，潍坊もかけ足で秋から冬へ向かうような今日この頃です。

　ところで，新しいマンションが建てられ，高層ビルが建てられていますが，立ち退き*をくらった住民はどこに住むんでしょうか....。新しいマンションに優先的に入居できるんでしょうか....。安くたって１㎡数千元もするマンション（器だけで，別に内装費が必要です）を「あの」給料で買えるわけがないと思うのですが....。今度，訊いてみよっと....。

* この立ち退きの件について訊いてみました。中国語で「拆迁 chaiqian （建物を取り壊し立ち退く）」というんだそうで，「拆」は壊す・取り除く・解体する，「迁」は日本の漢字では「遷」で，移る・移す・場所を変えるという意味です。
　で，その立ち退きをくらった住民はそこに建てられた新しいマンションに入居できるそうです。「代金は要らないの？」「当然（あたりまえでしょ）」ということでした。そこに入居しない場合は，補償金をもらって他の場所に引っ越ししていくひともいるそうです ── ということでした。

　ところで，この分譲マンション，買うのは当然「建物だけ」です ^^; 土地は国家の所有ですから，借地権付きマンションということになるんです。借地権は「70年」だそうです。この期限がきたらどうなるの？聞くところによると，「土地は国家に返すから，住むところはなくなっちゃうんだそうだよ」 ── まだ先のことなので，そのときどうなるのかはそのひともわからないんだそうです。2070年（？）問題をかかえる中国？そのとき政府が一斉に土地の返却を求め，退居を強制したら，大パニックでしょうね....もちろん，そんなことはしないでしょうが，でもそんなこともありそうなのが中国ですよね。さて，どうなることやら。小生，おそらく「そのとき」に立ち会うことはできませんけど，どうなるか見てみたいものです ^^;