今まで長距離バス（といっても，潍坊－黄島は２時間半です）は路線バス以外という意味では乗ったことがありませんでしたので，ちょっと楽しみでした。
予定をたてるのに事前に訊いたところによると，黄島まで１時間半とのこと。で，当日切符を買ったときに所要時間を確かめると，２－３時間，案内所で再度訊ねると，２時間半.... ^^; どれがホントなのか？まぁ，乗ってみればわかることですけどね....。
でも，乗り換えてまた別の場所へいくときはこれじゃちょっと困りますね。予定がたてられませんですものねぇ。何かの事情でバスが遅れるのはしようがないとしてもね。まぁ，中国人も「時間に対する考え方は違うね」っていってましたけど....。いつもいうように，路線バスに「時刻表]はありません。始発と終発の時間があるだけです。
潍坊汽车总站にいってバスの切符を買い，出発まで待合室でしばらく待ち合わせ。切符には行き先・出発時間・座席番号などが印字されてますが，適当によさそうな席を選んで坐りました。バスは30人乗りほどの中型バス。料金は潍坊－黄島は50元です。済南・南京・天津などへのバスも出てますが，料金はわかりません。時刻表はありますが，料金表や所要時間表はありません ^^;
バスはお世辞にもいいとはいえません。シートが破れていたりしてますが，座り心地はまぁまぁです。定刻を５分ほど遅れて発車。やたらとクラクションをならしながら，高速道路の入口まで向かい，高速道路でもやたらとクラクションを鳴らしまくりながら，黄島へ向かっていきます。黄島へはほぼ２時間半で到着。所要時間は最後に訊ねた案内所のおねえさんがいっていた「２時間半」が正解でした。
一年ぶりの黄島ですが，いくら変貌の速い中国でも，それほど大きな変化はありませんでした。小生がいたころに建築中だったビルが完成していたりといった程度です。長距離バスは黄島の長距離バスターミナル（ JUSCO の近く）に到着しますが，その JUSCO も以前と同じでした。潍坊にも JUSCO はありますが，活気といい，品揃えといい，雲泥の差ですね。
黄島では，前に青島の大学にいたときにお世話になった「学生」に再会しました。そのために来たのでした。小生たちのように中国語を学びに来た留学生の「お世話」を担当する学生でした。広い学内を自転車で移動するときにも，右折するときは腕を右水平にぴんと伸ばして曲がる学生です。今は卒業して大学近くの製鉄所（中国と韓国の合弁会社）で営業社員として働いているそうです。
この学生とは青島を離れてからもメールのやり取りをしていました。反日運動が激しかったときには「大丈夫ですか，何もなかったですか」と心配してメールをくれていました。結婚したときには写真を送ってくれ，新婚旅行は日本でした。もちろん，日本でも会いました。そして，今は１児の父親です（2020年追記）
というわけで，久しぶりの黄島でした。黄島に到着したときに買っておいた帰りのバスは15時15分発ですが ── １日に何本もバスがあるときは，切符を買うときに何時発のバスと指定します。ちなみに，黄島 ⇒ 潍坊は6:40の始発から17:15の終発まで12本あります ── 一つ前の14時15分発のバスの到着が遅れていたので，それに変更しました（手数料は乗車券１枚につき10元）。
でも，そのバスが遅れに遅れてなかなか到着しません。結局，15時頃になって到着。手数料を払って切符を変更しなくてもよかったみたい ^^; でも，そのバスに15時15分発の切符を持って乗ってきた乗客は降ろされてましたね。15時15分発のバスはまだ来ていませんでしたが，空席はたくさんあるんだから，乗せてあげてもよさそうなものだと思うんだけどね..。アバウトなくせにヘンなとこにきっちりしてるのも中国です（よく経験します） ^^;
帰りのバスは普通の大型バス。このバスは朝方に乗った「潍坊汽车总站」ではなく潍坊站（駅）に向かって左隣にある「潍坊客运总站（潍坊客運総駅）」に到着しました（ここからは更に遠方の例えば長春行きのバスなども出てました）。潍坊汽车总站を通り越してどんどんいちゃうので，ちょっとあせりましたが，着いてみれば駅でした ^^;