西山トレイルは京都の西にある苔寺（西方寺）から清滝までの約10Kmのコースで，最高地点は松尾山の276ｍです。小生が「京都トレイル」を最初にあるいたのがこの西山コースということになります。
しばらく京都トレイルから遠ざかっていたのですが，ふと思いたって再びあるき始めたのが2010年の７月の東山トレイルで，現在は北山トレイルの半ばまであるいています。忘れた頃にあるいているので，何年も経ってしまっています ^^;
苔寺谷から松尾山・渡月橋まで
西山コース（*）は松尾山から下りたあたり（標識･26）から，鳥居本（標識･９）あたりまでは「嵐山・嵯峨野めぐり」の観光コースで，春の桜・秋の紅葉のころは観光客でいっぱいです。有名な渡月橋などは歩道から観光客があふれだしたりしています。
*「京都一周トレイル」では「清滝」が起点（標識･１）になっていて，北山トレイル「西部」の続きがこの西山コースです。小生は苔寺谷からあるいたり，清滝からあるいたりしました ^^;
「山あるき」からいえば，苔寺谷（標識･51）－松尾山登り口（標識･26），落合（標識･5-1）－清滝（標識･１）が楽しいです。前半は山あるき，嵐山・嵯峨野めぐりを終えて，後半は清滝川沿いの渓流あるきといったところです。ちなみに，小生はこのコースを通してあるいたことはありません ^^; 結果として「通して」あるいていますが，一度は2006年11月に紅葉を楽しみながら高山寺・西明寺から嵐山まで，一度は2007年８月に苔寺谷から嵐山まで，一度は2012年１月に松尾山往復（上りで30分ほど）といったあるきです。その途中のコースは嵯峨野散策で何度もあるいています ^^; この「西山トレイル」はそれらをひとつにまとめたものです。
苔寺谷からちょっと急な登りを過ぎれば，小さなアップダウンをくり返して，松尾山の十字路（標識･32）に到着します（ちょとした広場になっています）。
途中，大きな岩があります。松尾大社の磐座で，｢古記録に日崎の峯とか鎮座場と称し社殿祭祀以前に当社の神を祀っていた所」だそうです。
ここから広場を横切って反時計回りにあるっていくと松尾山の頂上で，途中に京都市内（渡月橋から嵯峨あたり）を一望できる展望所があります（標識･33の手前）。さらに進めば，再び十字路（標識･32）に戻ってきます（*）。
* 標識･33を左（山頂方面）にいかずに右にいけば，嵐山（標高381.5ｍ）からトロッコ保津峡駅に出るコースになっていますが，小生はまだこのコースはあるいたことがありません。このコースの途中から岩田山公園に下りるコースをあるいたことがありますが，途中から道がハッキリせず，木につけられた布の目印を頼りに下りました。目印はありましたが「ほんとにこれがルートなの？」といった道です（単に道を間違えたのか）。
岩田山公園に下りられることは下りられましたが，途中の林の中で小生らを見つめる熱い「視線」を感じて木を見上げると，大きな枝にサルが数匹います。と，隣の木にも，その隣にもサルが....。どうやら野生のサルが群れる林の中に紛れこんだようでした。岩田山公園は野生のサルがいる公園でそこの裏山に紛れこんだようです。岩田山のサルはときどき嵐山の観光客の前にも姿を現したりもします。目を合わさずに，知らん顔をして足早に通り過ぎましたが，怖かったです。襲われることはありませんでしたが，このルートをとることは避けるべきです。
頂上からの道をそのまままっすぐに進んで松尾山を下り（標識･26），左にいき，すぐ先のＴ字路を右にいけば阪急嵐山駅にでます（Ｔ字路を右折せず，直進すると渡月橋の南詰です）。
渡月橋から落合・清滝まで
ここからは一般の観光客にまじって，嵐山・嵯峨野めぐりです。亀山公園・大河内山荘・常寂光寺・落柿舎・二尊院・祇王寺など嵯峨野をめぐって鳥居本から六丁峠を越えて，落合へと向かいます。
清滝からこの落合へとあるきましたが，この清滝川沿いの道はとても気持ちのいい道です。紅葉のシーズンだったため，すこし肌寒い季節でしたが，これが春先のポカポカした気候なら，お弁当を持ってのんびりとキラキラ光る川面を眺めながら昼食としたいところです。
それに比べて，落合から六丁峠の登りはダラダラ・クネクネと舗装路をあるくだけ....^^; 途中，保津川の景色を眺められ，ほっとする場所もあるのですが，ふと崖下を見ると，タンス・タイヤ・テレビなどの不法投棄物がいっぱい！....だるい脚がさらにだるくなっちゃいました。困ったものです（あるいたことはありませんが，六丁峠は鳥居本 ⇒ 落合の方があるきやすいように思います）。
2006年11月に栂尾・槇尾・高雄から落合までをあるく