東海道本線や名神高速道路（正確には「中央自動車道西宮線」）で琵琶湖の西を通るといつもこの秀麗な山が見えます。それを見ているとあるいてみたくなる山です。
紫式部が「打ち出でて三上の山を詠れば雪こそなけれ富士のあけぼの」と詠んだように「近江富士」ともよばれ，また，藤原秀郷（俵藤太）によるムカデ退治伝説が残ることから「ムカデ山」ともよばれ，東海道本線などの電車からもその秀麗な山容を見ることができます。
三上山へは御上神社（駐車場・トイレ有り）から西側から登る表登山道と裏登山道，東側の近江富士花緑公園から登る花緑公園登山道の３つのルートがありますが，いずれも山頂まで40分ほどでいけます。山頂から琵琶湖や比良山系などの展望が望めます。
小生は表登山道から山頂をめざしました。最初のうちは静かな樹林の中をいきますが，山頂近くになるとゴツゴツとした岩場にかわり，それなりの急坂もあり，その秀麗な姿とは異なる表情を見せます。
* 三上山の写真は2011年８月に東海道（草津から石部まで）をあるいたときのもので，地図は野洲市に拠る。