労働公園・電視塔
青泥洼街の向かいに労働公園があり，その南側が小高い丘（170ｍほど）になっています。そこに電視塔（テレビ塔）があって，展望台があります。

 

　そこに上がれば，大連市内から海まで望めるというのでいってきました。平日の午後，公園には人の数はそれほど多くはありませんが，老年夫婦がゆっくりと散歩し，時折足をとめては遊歩道沿いの花に目をやったりしています。

　ゆっくりと丘の上に見える電視塔をめがけて，あるいていきます。丘の麓に遊園地があり，そこからリフトで丘の上までいけるようになっています。リフトは帰りにも利用できますが，スーパースライダーで一気に下まで滑っても降りられます。

　やっとリフト乗り場に着きましたが（ひろ～い公園です），リフトはゆっくりと動いているのに（何となくゆっくりすぎるなぁとは感じました），誰も乗ってるようすはありません。まっ，平日の午後だし....。券売所にいくと，係のお姉さんが，

　── ○×△♯￡◆☆※％♂ だよ。
　── ....？

　と，近くで休憩していたオジサンたちも，

　── ◎＠◇★☆＃＠≦×±≠ だ！
　── ....？

　やっぱり，ワカンネェ。首を傾げていると，「ストップ，ストップ」といってます。どうやら定期検査のようで，今日はお休みだそうです。「明日はあるよ」ってお姉さんがいってくれました。ここからあるいて登る道もわからないので，次回を期して，本日は撤退としました。

　公園の出口に向かって歩いていると，池の周りにたくさんの人だかり....。何をしているのかと覗き込むと，トランプでした。中国ではトランプが人気だとかで，あちこちで昼間からこういう光景を目にします。若い人たちもいます。店番をしながら，トランプに興じている光景もよく目にします。仕事はどうしてるんだろうねぇ。まっ，向こうから見たら，「アンタ，ワシらよりは若いのに昼間から散歩かい，ちゃんと仕事しなぁアカンデェ」ということでしょうかね？


　10日後，再び労働公園へいき，公園の南側「緑山」にある電視塔（テレビ塔）をめざしました。今日はちゃんと動いていました ^^v リフト往復＋電視塔展望台の料金70元（１人）を支払って，リフト乗り場へ。

　ちなみに，券を購入するときに「学割はありますか？」と訊くと，「ない」といわれました。小生，一応，学生証を持っているもので....。「何で，そんなオッサンが学割やねん！」と，お思いでしょうが，こんなオッサンでも学割が有効なところがあるんだそうな（まだ，使ったことはありませんが）....。

　山頂でリフトを降りると，おばちゃんが「写真はどうだい？」と訊いてきました。「写真？いらないよ」というと，「アレ」とかたわらを指さします。どうやら，リフト降り場の近くで，知らないうちに撮られていたようです。

　そのデジカメの写真をカラープリンター（キヤノン製でした）で印刷して売っているのです。まっ，記念に１枚買ってみるか！値段を見ると「10元（150円）とあるので，買うことにしました。と，おばちゃんは，

　よくみると，壁に貼られた紙には，次のように書いてありました。

　これは「写真40元」の意です ^^; ありゃ....確かに「肆（四）拾元」と書いてあります。

　２行目の「拾元」しか目に入りませんでした。やられたぁ！何か詐欺まがいの書き方（１行で書けよな！）にプンプンしながら，写真を買った後，写真を印刷していたおじちゃんに，「肆の字を２行目に持ってきて，

と直しておいてよ！」といいましたが，サテドウナッタコトヤラ....。


　電視塔の展望台は海抜288ｍのところにあります。グルッと360°の展望（もちろん，人間が360°グルッと回るわけですけどね），大連市内から海まで望めました。しかし，展望台の窓の外に鉄のポールが格子状にあって，目の前の展望がそれに遮られて今ひとつでした。

　帰りはリフトには乗らず，スーパースライダーというのでしょうか，長ぁーい滑り台をブレーキのついた「そり」状の器具で滑り降りてきました。このコースに沿うように，山頂へ向かう道がついていました。コースは途中，車が通る道路の上を横切ったりして，チョッとスリルがあって，久しぶりに「童心」にかえったひとときでした。