大連駅
この大連駅は日本の上野駅をモデルにして建てられたといいます。そういわれれば，似てます。

 

　大連駅で時刻表を買ってきました。お値段は10元（150円）。大連で大きな書店「新華書店」へいって訊いても，店員さんはそっけなく「没有（ないよ）」。── しかし，こちらの店員さんは愛想がありませんねぇ。不必要にニコニコしているのも気持ち悪いですが，もうチョッとにこやかに応対してもいいと思うけどね....。

　ぱらぱらと時刻表を眺めてみると，大きな駅の時刻表が載ってます。日本の時刻表のように，早朝→深夜の順ではなく，あるいは，列車番号順でもなく（そういう頁もありますが），例えば，北京西駅を見てみると──

となってます。ん？行き先別時刻順に掲載されていました。行き先が分かっていれば，この方が便利なのかも....。日本の時刻表に慣れているせいか，ちょっと戸惑います。

　ただ，中国の列車は基本的にすべての列車が「座席指定」です。駅にはいって来た列車に乗る，何てことはできません。駅員さんのいる切符売り場で日時・列車を指定して買います（町中にも切符売り場はあります）。例によって，窓口はいつもごった返し，大勢の人が並んで順番を待ってます。なかなか切符を買うのもたいへんです。

　駅前からは長距離バスもたくさん出ています。大連・瀋陽北までは170元（2,550円）です。これから瀋陽に向けて出発するバスの窓を見ていると，大連・瀋陽2670分とありました。４時間半ほどか....ん？2670分！えぇっ，44時間30分！うそぉーっ！

　ちなみに鉄道だと，例えば，大連発８時00分T533列車というのがあります。瀋陽北駅の到着は12時07分，４時間ちょっとです。料金は硬座（普通席）で55元，軟座（一等席）87元，軟臥（一等寝台で運賃込みの料金））162元です。じゃぁ，この2670分って何だ！

　よく見てみると，2670分の下に「乗坐四次后免費乗坐一次」とあります。４回乗車したら，１回無料になるというのです。おそらく（確認していませんが），この「分」は時間の「分」ではなく，いわゆるポイントサービスのポイントなんでしょうね，きっと。つまり，大連・瀋陽間は１乗車2670ポイント貯まります，ということなのでしょう。じゃ，何ポイント貯めたら，１回タダになるの？── 10650ポイントでした。2670×４＝10680ですから，１回乗って30ポイント余り。乗車券売り場の横に，それと思われる表示がありました。でも，これってドキッとする表示ですね。地元の人は当然わかっているんだろうけど....。