６月も半ばの大連
　── 僕，ネコです（見りゃわかるよ）
　── 名前はまだありません（野良だからね）
　── どこで生まれたのか（そこと違うの？）
　── ニャーニャー泣いて（そりゃネコだものね）

 

　って，ネコはどうでもいいのですが，６月も半ばになりましたが，大連はなかなか暖かくなりません。日中はちょっと動くと汗ばむ日もあったりするのですが，まだまだ肌寒い日も多い毎日です。朝夕などは薄いセーターが欲しくなるほどです。

　スカッと晴れわたる日も少ないように思います。スモッグなのか，鈍い青空の日が続いています。激しい雷の日も何日かありました。ただ，ジメジメしていないだけ，過ごしやすいです。

　先日は，大連に来て初めて，月を見ました。新月でもなければ，今まで月が出ない日はなかったはずです，月を気にしたことはありませんでした。夜暗くなってから外に出ることもなかったからでしょうが，ふと窓の外を見上げると，上弦の月から１－２日たった月が出ていました。

　小さい頃，「風と共に去りぬ」という映画の題名を「風と共に去らない」と理解していました。長ずるに及び，学校なるところで「文法」なるものを「学ばされる」（文法は苦手でした）ことになって，「な・に・ぬ・ぬる..」で「風と共に去ってしまった」とわかりました。それでいくと，いまだ「大連の夏は来ぬ」ってことになるのでしょうか？

　ネコがゴロンと横になり，無防備にお腹をさらけ出し，四肢を投げ出して寝ています。警戒心まるでゼロ！近寄って得意のネコ語で話しかけると，目を閉じたまま，「にゃぁ～んだぁ？」と，ちゃんと返事をしてくれます。

　２度３度と話しかけると，途中で，相手をするのがアホらしくなったとばかり，「にゃぁ？」と，横着な返事が返ってきて，そして，そのまま知らん顔して，また眠りにはいっていきます。

　イヌもいます。が，概して何となくおとなしいような気がします。飼い主の後ろを（紐なしでも）寄り道もせず，ぴったりとひっついてシャキシャキとついてあるいていきます。たまたま目にしたイヌたちがそうだったのかもしれませんが，さすが「教育」されています ^^;