足をひきずり万里の長城へ
北京に出発する２週間前に左足の小指にヒビがいっちゃいました....でも，やめるわけにはいきません。どうしても出かける用事があって....と，医者にギプスをはずしてもらい，登山用の杖をついて空港へ向かいます ^^;

 

　激安２泊３日添乗員なし，現地係員のみのツァーで，北京にいこう！──

　ところが....です。出発する２週間前，小生，左足小指を骨折！というか，ヒビがいっちゃいまし！でも，やめるわけにはいきません。どうしても出かける用事があって....と，医者にギプスをはずしてもらい，石膏の左足半分ほどの簡易ギプスをつけ，登山用の杖をついて空港へ ^^;

　チケットを受け取ると，今まで見たこともない記号の全日空Ｃクラス（復路はＹ）。ちょっと得した気分で天津へ，天津から北京まではバスで向かいます。ツァーは全部で７人。小生たちの他は若いカップルが２組と１人参加の若い女性たちです。

　天津から約２時間，北京に到着です。この日の北京は10℃ちょっと，いつもの年よりも暖かい北京だそうです。痛い足を引きずりながら，天安門広場から故宮を見学，やっとホテル「新北緯飯店」に到着。ホテルの向かいにある兄妹でやっているお店で大好きなビール（燕京ビール）を１本４元（約60円）で買って，体の内部から足の痛みを和らげました ^^v

　次の日は朝から  世界遺産  万里の長城へ。バスは長城入口の少し下で駐まります。そこから，長城まで10分足らずでしょうか，足が痛い小生には長く感じられた坂道をトコトコと登っていきます。でも，この足では辛い！杖をついて，足を引きずってあるく小生を見つけて，目ざとくタクシーが近寄ってきます。何をいっているかは分かりませんが，おそらくは....

　── お～ぃ，乗っていけよ。安くしておくよ。
　── いや，要らないよ。

　と，声をかけてきますが，断ると，いったんはすぅーと離れていきますが，また，しばらくすると引き返してきて，

　── お～ぃ，乗らないかい？
　── 要らんよ。

　中国語はわかりませんが，先程よりは値を下げてきたのでしょうか，しつこく声をかけてきます。が，タクシーはやがて諦めて去っていきました。そして，やっと，万里の長城です。この雄大な，そして，気の遠くなるような風景が見たくて，痛い足を引きずりながら，ここまでやって来ました。でも，あれを登るのかと思うと，チョット萎えました。が，足を引きずり引きずりして，あるいてきました。万里の長城です。

　マクドナルドの前をうろつき，夕食をとって，いよいよ北京の旅も終わりです。翌朝，高速道路を通って北京空港へ向かいましたが，警備がやけに厳しいのです。と，警官に先導された高級車が反対車線を走っていきました。誰かお偉いさんが来ているようですが，空港にいってわかりました。（子）ブッシュ大統領が北京にやって来たのです。そういえば，昨日の万里の長城でも警察官がたくさんいて，なにやらチェックしていたのを思い出しました。空港にはテレビでしか見たことのなかったあのエアホースワンが駐機していました。