2004年12月26日の夕方，ジョグジャカルタのホテルに戻り，テレビをつけていると，スマトラ沖大地震（Ｍ9.3）のニュースが流れました。
その日の午前７時58分50秒に発生し，津波に呑みこまれて多くのひとが亡くなり，行方不明者も多数，というものでした。時間が経つにつれ，死者の数がどんどん増えていきます。
ちょうどその頃はバリ島のデンパサールの町をあるいていました。その後，昼頃にバリ島からジャワ島のジョグジャカルタへ飛び，16時30分頃，ジョグジャカルタから南へ30Kmほどのビーチ（インド洋）に到着したのでした。
でも，そんな大地震があり，津波が発生して，多くの死者が出ていることなど，まったく知りませんでした。現地ジャワ島のひともそんなニュースをまったく知らないかのようで，同じようにインド洋の波を楽しんでいました。
小生はといえば，靴を脱いで素足になって，ズボンを膝までまくり上げ，久しぶりに童心にかえって，海に入ってチャポチャポャと水と戯れていました。おじさん，波と戯れる ^^v
ザザァーと打ち寄せる波に，地元の人たちも海に入って遊んでいました。このビーチは遊泳禁止で，波にさらわれて体を持っていかれると，ほとんどの死体があがらないそうです。すぐ先で海底が大きく落ち込み，数多くの洞窟が口を開けているそうです。
ただ，一度だけ（正確な時間は忘れました），ゆったりと寄せては返す波が，突然，大きくザバ～ンと打ち寄せてきたのです。強く高い波が打ち寄せ，逃げ遅れたひとが頭から波をかぶっていました。小生もズボンが腰の下まで濡れてしまいましたが，今から思えば，これが地震の影響だったのでしょうか....。