4月になって

大連の桜
4月になりました。日本ではお花見の季節ですね。ここ大連でも,近くの桜がちらほらと花を咲かせていますが,まだまだ蕾が多いようです。でも,まだ寒い大連でもあります。

 

 でも,まだ寒い大連でもあります。ここ数日間の予報を見てみると,最高気温が10-13℃,最低気温が1-6℃(週末は少し暖かいようです)です。

 日昼,陽が差せばまあまあ暖かい陽気になることもあるのですが,やはり,陽がないと寒く感じます。大連の緯度は大連駅で(北緯)38゜155′18″ほどですから,日本でいえば岩手県の一関あたり,4月とはいえ寒いのは当たり前かもしれませんが....ただ「暖房」が違うのでしょうね。

 大連では4月1日から,「暖房(スチーム暖房)」が一斉に止まります。火の気はありません。エアコンや電気ストーブなどを使えばいいのでしょうが,そんな「いいもの」はありません ^^;

 朝方などはたまりません。煮炊き用のガスコンロ(ガス料金は定額で使い放題)をつけっぱなしにして「暖」をとるよりほかはありません ^^; ちゃんとした暖房設備のあるところに住めるひとはいいでしょうが,そうでないひとはどうしてるのでうか?多くの(中国人の)庶民がそんなところに住んでいるとも思えませんので,毛布にでもくるまって寒さに耐えているのでしょうね,きっと。

 そういえば,以前のニュースに,上海(だったかな?)の大学生寮で禁止の電気コンロをこっそり使っていて火事になったというのがありました。人ごととは思えません ^^; もっとも,人口13億人の中国,これだけの人間が十分に「暖かく過ごせる」暖房を無条件に一斉に使ったら,暖房用のエネルギーもバカにならないでしょう(どれほどのエネルギーを消費するのかは知りませんが)....。

 暖房が切れる前のことですが,ロシア人は寮内ではTシャツに半ズボンで過ごしています。小生はしっかりと着こんで「だるまさん」状態でも寒くてしかたがないのに....。

 寒い国から来ると,この大連は「南国」のように感じるんでしょうか。そういえば,冬のバンクーバーなどでも,半袖などの薄着のひとが多いと聞いたことがありますが,まさにそれと同じです。北国生まれの小生ですが,やはり寒いものは寒い!