初めての病院
先日，病院にいってきました。といっても病気になったわけでは....いや，病気だからいったのですが....（どっちじゃぁ！）。そいうわけで（どういうわけ？），日本から持ってきた降圧剤がなくなりそうなので，薬をもらいにいったわけなのです（小生，高血圧デス）。

 

　バスに揺られて30分ほど，生憎の雨でしたが（バスの窓枠の取り付けがよくないのでしょう，そこから雨漏りがしてくるのにはまいりました），いってきました。

　実はその一週間前にもいったのですが，担当医が日本に「帰省中」で「休診中」でした。で，あらためて出直したわけです。ここには「日本人医師」が常駐しています。開発区には多くの日本企業もありますので....。

　病院はというと，まるで日本の百貨店の「特売場」状態....ひと・人・ヒトでごったがえしています....。薬局では，患者が処方箋を差し出すと，職員が薬の箱を窓口にポンポン投げてよこしています。あぁ，病気になりそう....^^;

　エレベーターで５階に上がると，「日本人相談室」というのがあって，そこが「受付」「診察室」となっています。担当医は40歳前後か....年齢はわかりませんが，感じのいいひとでした。

　薬は日本とまったく同じものはありませんでした。小生は（おそらく）アメリカのＡ製薬会社が製造している薬（これを日本のＢ製薬が製造しています）を服用していますが，このアメリカの製薬会社と同じ薬が中国にもあります。もう一種類の薬も同じものがありませんでしたが，同等の薬があり，これを処方してもらいました。

　日本人の場合，受付（中国人ですが，日本語がわかります）・診察・薬の処方・支払いはすべてこの相談室で済ませられましたので，よかったです。しかも，ガラガラ！空いています ^^v

　料金はというと，初診料200元（3000円）＋薬（２種類８週間分）424元（6400円）＋その他30元（450円）でした。もちろん，健康保険の適用はありません（*）。

* 証明書を作成してもらい，帰国後，健康保険組合なりに請求手続きをすると，その７割が返ってくるようです。
追記　日本に帰国したときに，健康保険組合に請求手続きしたところ，支払った額の７割が返金されました。

　日本では，保険が適用されて１ヵ月分で約4500円でした（薬は３種類でした）。日本よりはやはり「お安い」ようです。服用後の体の「異変」は，もちろん，ありません。いたって健康です ^^;

　病院から出ると，やはり大渋滞。Ｔ字路（Ｔの字の縦棒と横棒が交差するところ）に病院はあります。と，その交差点のど真ん中に車が一台停まっていて，中年のオジサンに，携帯電話を手にしたオバサンが激しく怒鳴りちらしています。その車がじゃまでさらに渋滞はひどくなる一方です！

　── アンタが○×＄＃■△÷☆！
　── 何言ってんのよ，アンタこそ＃×＄○■△÷☆！

　例によって，何を怒鳴り散らしているのかサッパリわかりません。車は一台だけですから，車×車の事故ではなく，混雑する通りの車をすり抜けて道路を横断しているときにオジサンの車がオバサンに接触したようでもあります。

　しかし，オバサンの強いコト！「アンタが悪い，アンタが悪いのぉ！」てな調子で，絶対に譲りません。こんなのを見ると，日本人は良くも悪くも「自己主張」を強烈にするひとは少ないような気がします。ここが「日本は外交ベタ」といわれる由縁でしょうか？「和」を大事にしすぎるのか，控えめなのか，おとなしすぎるのか....。